【北京IPO】分散型太陽光発電所・電池セル扱う浙江艾能聚光伏科技が15日に公募開始、2000万株発行予定

北京証券取引所への上場を目指す、浙江艾能聚光伏科技(834770/北京)が2月15日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2000万株を発行予定で、公募価格は5.98元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2010年設立の民営企業。分散型太陽光発電所の投資運営、開発、サービスおよびシリコン太陽光電池セルの研究開発、生産、販売を主業務としている。浙江省内で一定のブランド知名度を持ち、太陽光電池製造と分散型太陽光発電所開発の両方をカバーする強みを生かして、クリーンエネルギー分野で成長を続けている。22年6月30日現在、190か所の分散型太陽光発電所を持ち、累計発電容量は118.38メガワット。21年の年間発電量は11万3170メガワット時で、節約した石炭エネルギーは約3万4000トン分に相当する。
22年1〜6月期の売上構成は、シリコン太陽光電池セルが65.43%、分散型太陽光発電所投資運営が24.56%、分散型太陽光発電所開発・サービスが8.61%となっている。21年における分散型太陽光発電所発電容量の中国市場シェアは0.11%、太陽光発電量の中国市場シェアは0.03%、太陽光発電セルの生産量ベース市場シェアは0.24%。浙江省内における知名度は高く、技術やサービス面で業界をリードする一方で、全国的な知名度が低くシェアが小さいことが課題。上場で調達する資金を活かして研究開発と生産、サービスの拡大を図り、全国市場でのシェア拡大を目指す。
22年12月期の売上高は4億3283万元(前期比26.64%増)、純利益は6179万元(同35.19%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
北京証券取引所への上場を目指す、浙江艾能聚光伏科技(834770/北京)が2月15日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2000万株を発行予定で、公募価格は5.98元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-14 15:45