ドラマ制作・芸能マネジメントの伝逓娯楽、23年6月期の中間業績はコロナによる打撃で赤字転落の見込み

 香港の映画・ドラマ制作会社、伝逓娯楽(01326/香港)が2月13日、2023年6月期の中間業績予告を発表し、新型コロナの影響によって純損益が赤字に転落する見通しを示した。  業績予告によれば、22年7〜12月期の会社株主に帰属する純損益は約1500〜2100万香港ドルの赤字となり、前年同時期の1055万ドルの黒字から赤字に転落する見込みだ。  赤字転落の要因について同社は、新型コロナの感染拡大に伴う隔離や外出に関する規制に伴い、複数のテレビドラマやバラエティ番組の制作、所属芸能人の仕事スケジュールに延期が発生し、番組の撮影完了、納品が1件も実現できなかったこと、新型コロナの影響により芸能人マネジメント事業の売上高、利益が前年同時期に比べて減少したことを挙げている。  22年6月期通期の売上高は7億3981万ドル(前期比54.05%増)、会社株主に帰属する純損益は9216万ドルの赤字(同12.07倍の赤字増)。21年7〜12月期の売上高は5億8720万ドル(前年同期比3.65倍)、会社株主に帰属する純損益は1055万ドルの黒字(前年同期は7599万ドルの赤字)だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
香港の映画・ドラマ制作会社、伝逓娯楽(01326/香港)が2月13日、2023年6月期の中間業績予告を発表し、新型コロナの影響によって純損益が赤字に転落する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-14 21:30