【北京IPO】IC付加価値製品の利爾達科技集団、初値は公開価格を30%上回る6.5元

マイクロコントローラーチップなどIC付加価値製品の利爾達科技集団(832149/北京)が2月17日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格は5.00元に対し、初値は30.00%高い6.50元だった。終値は同39.60%高い6.98元だった。
同社は2001年設立の民営企業で、13年に株式会社化した。浙江省杭州市に本社を構える。マイクロコントローラーチップ、ディスクリート素子、センサー、RFチップ、アナログチップ、パワー半導体チップなどのIC付加価値製品およびIoTモジュール製品の研究開発、生産、販売およびIoTシステムソリューションプランの提案が主業務。聖邦微電子、高新興、STマイクロエレクトロニクス、ノルディック・セミコンダクター、カーボなど国内外の半導体企業、OPPO、海信集団などのメーカーに製品、サービスを提供している。21年の中国におけるIC市場シェア(売上ベース)は0.15%前後、非携帯電話製品セルラーネットワークモジュール市場シェア(出荷量ベース)は3%前後。
21年12月期の売上高は22億552万元(前期比60.16%増)、純利益は1億8293万元(同3.59倍)。22年1〜9月期の売上高は19億3762万元(前年同期比22.71%増)、親会社株主に帰属する純利益は9379万元(同22.44%減)。
新規上場に伴い調達予定の1億7900万元(約35億円)は、約66%の1億1900万元を子会社である浙江先芯科技のIoTモジュール生産拡大プロジェクトに、約34%の6000万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
マイクロコントローラーチップなどIC付加価値製品の利爾達科技集団(832149/北京)が2月17日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格は5.00元に対し、初値は30.00%高い6.50元だった。終値は同39.60%高い6.98元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-17 19:15