【上海IPO】自動車金属部品・鉱業用コンクリ輸送設備の煙台亜通精工機械、初値は公開価格を20%上回る34.91元

自動車金属部品などを製造する煙台亜通精工機械(603190/上海)が2月17日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格29.09元に対し、初値は20.01%高い34.91元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.00%高の41.89元だった。
同社は2002年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。商用・乗用自動車のプレス・溶接部品および鉱業用補助輸送設備の研究開発生産、販売、サービスを主業務としている。商用自動車では中国重型汽車集団、北汽福田、浙江吉利など、乗用自動車は上汽GM、上海汽車などを顧客に持つ。鉱業用輸送設備では、コンクリートミキサー車、コンクリート吹付車、パレット式運搬車などが主製品で、国家能源投資集団などの大手金属鉱業企業を顧客に持つ。
21年12月期の売上高は14億9386万元(前期比13.62%増)、親会社株主に帰属する純利益は1億6206万元(同15.72%減)。22年1〜9月期の売上高は9億7249万元(前年同期比14.07%減)、親会社株主に帰属する純利益は1億1307万元(同17.97%減)。22年12月期の業績予測は売上高が13億〜14億元(前期比6.28〜12.98%減)、親会社株主に帰属する純利益は1億4200万〜1億5200万元(同6.21〜12.38%減)。
新規上場に伴い調達予定の7億8434万元(約154億円)は、約54%の4億2434万元を山東省蓬莱市の生産拠点建設プロジェクトに、約8%の6000万元を蓬莱市の研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
自動車金属部品などを製造する煙台亜通精工機械(603190/上海)が2月17日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格29.09元に対し、初値は20.01%高い34.91元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.00%高の41.89元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-17 20:00