火鍋チェーン大手・海底撈国際HDの22年12月期通期決算は減収も黒字転換の見込み

 中国の火鍋レストランチェーン最大手・海底撈国際HD(06862/香港)が2月24日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期比約15%の減収となる一方で運営効率改善により黒字転換する見通しを示した。  業績予告によれば、22年12月期通期の売上高は346億人民元以上で、前期に比べて15%程度減少する見込み。新型コロナ感染拡大の影響により中国本土の一部レストラン店舗が全面営業停止や店内飲食営業停止となり、客数が減少した。また、経営改善を目的とした店舗整理計画「キツツキ計画」を進めて多くの店舗を閉店したことも売上減の要因となった。  一方で、「キツツキ計画」によりレストラン運営効率が向上したこと、22年6月に上海での大規模なロックダウンが解除されて以降、中国本土やその他地域のレストラン経営状況が明らかに好転したことなどから、前期は41億6120万元の赤字だった純損益が13億元以上の黒字に転換する見込みだ。  23年の経営状況について同社は、新型コロナの感染が落ち着き、特に中国本土で22年12月にゼロコロナ政策が撤廃されたことから、さらなる業績改善に対する自信を示している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の火鍋レストランチェーン最大手・海底撈国際HD(06862/香港)が2月24日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期比約15%の減収となる一方で運営効率改善により黒字転換する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-25 23:00