【深センIPO】電池管理システム製品の杭州華塑科技が27日に公募開始、1500万株発行予定

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、杭州華塑科技(301157/深セン)が2月27日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1500万株を発行予定で、公募価格は56.50元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は2005年設立の民営企業で、20年に株式会社した。バックアップ用バッテリー、動力用鉛蓄電池、エネルギー貯蔵用リチウム電池など各種バッテリーのBMS(バッテリーマネジメントシステム)の研究開発、生産、販売および関連技術サービスの提供を主業務としている。製品はデータセンター、通信、軌道交通、金融、電力、石油・石油化学、航空、半導体、エネルギー貯蔵などの分野に広く用いられており、アリババ、騰訊、百度、バイトダンス、中国移動、中国聯通、中国電信、国家電網、中国銀行、中国石油、中国石化など中国国内の大手企業の他に東南アジア、米州、欧州、オセアニアなど40あまりに国・地域で同社の製品とサービスが提供されている。米国に子会社を持つほか、今後東南アジア、欧州、アフリカにも子会社を設置して世界の販売、サービスネットワークを充実させる計画だ。  売上の9割以上はバックアップ用BMSであり、世界をリードする電池安全管理・クラウドプラットフォーム提供業者を目指し、高い研究開発力と経験を活かして技術革新を続けている。自動車用バッテリー安全管理システムの国家規格を始め、多くの業界規格の制定に参加してきた。中国コンピューターユーザー協会のデータによれば、同社のデータセンター用バッテリー向けBMSの中国市場シェアは1位となっている。  22年12月期の売上高は2億4801万元(前期比4.80%増)、純利益は5700万元(同3.28%増)。23年1〜3月期の業績予測は売上高が4000万〜5000万元(前年同期比22.04〜52.55%増)、純利益は390万〜480万元(同6.48%減〜15.10%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、杭州華塑科技(301157/深セン)が2月27日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1500万株を発行予定で、公募価格は56.50元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-26 19:45