巨涛海洋石油服務、22年12月期通期は子会社の損失響き赤字転落に

中国の油田開発サービス企業、巨涛海洋石油服務(03303/香港)が2月26日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純損益が赤字に転落する見込みであることを明らかにした。
業績予告によれば、22年12月期通期の純損益は1億8000万〜2億5000万元の赤字となり、前期の1102万元の黒字から赤字に転落する見込み。
赤字転落の要因について同社は、子会社の珠海巨涛海洋石油服務の損失が大きかったこと、資産の減損損失を計上したこと、さらに工事の作業量が前期に比べて大幅に減少したことを挙げている。
同社は1995年に広東省深セン市で設立され、06年に香港メインボードに上場した。海洋工事、石油採掘プラットフォーム、石油化学工業、石油・天然ガス処理、新エネルギー設備、機械製品などの建設、製造、メンテナンス、技術サポートサービス提供を主業務としており、中国国内のほかに欧州、北米、中東、オーストラリア、ロシアなどでも事業を行っている。
21年12月期の売上高は39億8161万元(前期比10.92%増)、純損益は1102万元の黒字(前期比92.49%減)。22年1〜6月期の売上高は11億6651万元(前年同期比42.88%減)、純損益は1億4075万元の赤字(前年同時期は9830万元の黒字)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の油田開発サービス企業、巨涛海洋石油服務(03303/香港)が2月26日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純損益が赤字に転落する見込みであることを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-26 22:15