【北京IPO】自動車座席調節システム部品の明陽科技が1日に公募開始、1290万株発行予定

北京証券取引所への上場を目指す、明陽科技(837663/北京)が3月1日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1290万株を発行予定で、公募価格は11.88元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2000年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。江蘇省蘇州市に本社を置き、自動車座席調節システム用部品の研究開発、生産、販売を主業務としている。高性能、高強度、高精度かつ複雑な部品の専門的なカスタマイズ生産サービスを提供する。主な製品は自己潤滑性ベアリング、伝動ロッド、粉末冶金部品、金属粉末射出成形部品で、自動車座席調節用部品のほかに、建機や電動工具などの分野でも利用されている。
21年12月期の売上構成は、自己潤滑ベアリングが26.04%、伝動ロッドが27.43%、粉末冶金部品が37.34%、金属粉末射出成形部品が9.19%となっている。
中国国内の自動車座席調節システム部品分野のリーディングカンパニーであり、2021年の中国国内乗用車生産量から推算した、同社の座席調節用自己潤滑ベアリング市場シェアは29.18%、伝動ロッド市場シェアは27.28%となっている。また、米アディエント、米リア、カナダ・マグナ、仏フォルシア、華域汽車などの自動車シート分野大手企業のサプライチェーンに組み入れられている。
22年12月期の売上高は2億748万元(前期比28.47%増)、純利益は5065万元(同33.83%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
北京証券取引所への上場を目指す、明陽科技(837663/北京)が3月1日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1290万株を発行予定で、公募価格は11.88元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-27 19:15