【上海IPO】都市建設総合サービスの上海建科集団が1日に公募開始、5500万株発行予定

 上海証券取引所のメインボードへの上場を目指す、上海建科集団(603153/上海)が3月1日、新規公開(IPO)に向けた公募開始する。5500万株を発行予定で、公募価格は11.47元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は2002年設立で、20年に株式会社化した。1958年設立の上海市建築科学研究院に起源を持つ。工事コンサルティングサービス、検査・技術サービス、環境保護・低炭素技術サービス、特殊工事、製品販売など多くの事業を手掛けている。工事の品質保障、安全リスクコントロール、居住環境改善、省エネ、建築や都市の持続可能な発展・デジタル化に取り組み、総合的な都市建設、管理、運営を手掛ける技術サービス集団に成長した。長江デルタ、広東・香港・マカオ大湾区、北京・天津・河北、成都・重慶都市群などのエリアを中心に、中国全土さらには海外にまで事業を拡大している。工事の管理事業規模、サービス能力は全国トップクラスだ。  都市建設、運営に関する幅広い事業をカバーしている総合力、高い研究開発能力を活かし数多くの国家重点研究プロジェクトや国家・業界標準制定などに参加してきたこと、多くの大型企業グループや地方政府や行政機関と戦略的パートナーシップ提携を結ぶなど業界内で高い知名度を持っていること、研究機関を起源に持ち充実したハイレベル人材を擁していること、長江デルタを主拠点に中国全土の主要地域をカバーしていること、大型かつ複雑なプロジェクトを担えるポテンシャルを持っていることなどを強みとし、新規上場によってさらに業務能力を高め、一層の成長を目指す。  22年12月期の売上高は35億5722万元(前期比3.55%増)、純利益は2億7609万元(同1.05%減)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が7億1000万〜7億9000万元(前年同期比7.15〜19.22%増)、純利益は1100万〜1700万元(前年同時期は1117万元の赤字)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所のメインボードへの上場を目指す、上海建科集団(603153/上海)が3月1日、新規公開(IPO)に向けた公募開始する。5500万株を発行予定で、公募価格は11.47元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-28 20:30