慶鈴汽車、22年12月期通期はコロナや停電の影響で赤字転落の見通し

 いすゞと重慶汽車の合弁自動車メーカー、慶鈴汽車(01122/香港)が3月3日に2022年12月期通期の業績予告を発表し、純損益が赤字に転落する見通しを示した。  業績予告によれば、22年12月期通期の税引前当期純損益は3500万〜4500万人民元の赤字となる見込み。20年12月期の税引前当期純利益は約3億2500万元、21年12月期は約3億4400万元の黒字となっていたが、当期は赤字に転落する。  赤字転落の要因について同社は、新型コロナの爆発的感染が発生したこと、原材料価格が高騰したことに加え、夏場に高温が続いて電力供給が停止して一時的に生産できなくなったことにより市場環境が悪化したと説明している。  2022年12月期の売上高は48億2823万元(前期比5.12%減)、純利益は3億3088万元(同7.97%増)。23年1〜6月期の売上高は19億1782万元(前年同期比29.08%減)、純利益は3458万元(同75.23%減)だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
いすゞと重慶汽車の合弁自動車メーカー、慶鈴汽車(01122/香港)が3月3日に2022年12月期通期の業績予告を発表し、純損益が赤字に転落する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-03-03 23:15