味千中国、22年12月期通期はコロナによる売上減で2期ぶりに赤字転落へ

 中国でラーメンチェーン店を経営する味千中国(00538/香港)が3月3日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純損益が大幅な赤字になる見通しを示した。  業績予告によれば、22年12月期の会社株主に帰属する純損益は1億2000万〜1億7000万人民元の赤字となり、2094万元の黒字だった前期から一気に赤字に転落する見込み。  赤字転落の要因について同社は、新型コロナの感染拡大によって営業できない時期が発生して売上が減少したほか、店舗数が減少したことで運営効率が低下したと説明。22年6月30日現在の店舗数は669店で、22年12月31日現在に比べて68店舗減少していた。また、金融資産や不動産投資の運用が思わしくなく多額の減損損失が発生したほか、世界的な利率の上昇で資産価値が低下したことも業績悪化の要因に挙げている。  21年12月期の売上高は19億9620万元(前期比9.65%増)、純損益は2094万元の黒字(前期は7786万元の赤字)。22年1〜6月期の売上高は6億7746万元(前年同期比33.09%減)、純損益は1億651万元の赤字(前期は8622万元の黒字)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国でラーメンチェーン店を経営する味千中国(00538/香港)が3月3日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純損益が大幅な赤字になる見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-03-04 19:15