自動車ディーラーの百得利HD、22年12月期通期決算は前期から最大70%減益の見通し

中国の自動車ディーラー、百得利HD<ベターライフHD>(06909/香港)が3月3日に2022年12月期通期の業績予告を発表し、純利益が前期より大幅に減少する見通しを示した。
業績予告によれば、22年12月期の会社株主に帰属する純利益が前期の約4億5600万人民元から最大で70%減少する見込み。70%減の場合、純利益は約1億3680万元となる。
大幅な減益の要因について同社は売上総利益率の低下を挙げた。また、新たに販売店3店舗とショールーム1か所をオープンしたことで営業支出が増加したほか、一部店舗が新型コロナの感染拡大やこれに伴う規制措置の影響を受けて業績が悪化したとしている。
同社は1998年に北京市で設立、21年7月に香港メインボードに上場した。北京市のほか上海市、天津、山東、四川、浙江、広東などの各省でベントレー、ポルシェ、BMW、アウディ、メルセデス・ベンツ、ボルボ、ジャガー・ランドローバーなどのディーラー15店舗を展開し、自動車販売、アフター・サービス、カーファイナンス、中古車マネジメントの各事業を行っている。
21年12月期の売上高は99億6287万元(前期比16.76%減)、純利益は5億6068万元(同82.94%増)で、このうち会社株主に帰属する純利益は4億5603万元(同94.07%増)。22年1〜6月期の売上高は45億7870万元(前年同期比7.36%減)、純利益は2億1365万元(同19.93%減)だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の自動車ディーラー、百得利HD<ベターライフHD>(06909/香港)が3月3日に2022年12月期通期の業績予告を発表し、純利益が前期より大幅に減少する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,06909,hk
2023-03-05 22:45