OLCが軟調、大型投資計画を発表も今期減益見通しを嫌気
オリエンタルランド(OLC) <4661> が急反落。朝方は小幅高となる場面もあったものの、すぐに売り圧力が強まり、午前9時34分には355円安(2.2%安)の1万5435円まで売られている。
同社は28日引け後、今3月期の業績予想や経営計画を発表。今期の減収減益計画が売り要因となったもようだ。
今3月期業績予想は、売上高が4176億4000万円(前期比11.8%減)、営業利益は831億7000万円(同27.4%減)、純利益は555億3000万円(同21.3%減)を計画。前期の東京ディズニーリゾート30周年イベント効果の反動減により、減収減益を見通した。
一方、今後の経営計画では、長期的な視点でコア事業(東京ディズニーリゾート)の成長を打ち出しており、今後10年間で5000億円レベルの投資を実行。また、舞浜エリア以外での新たな成長の柱となる事業を確立する計画とした。
2017年3月期までの中期経営計画では、コア事業において「3年間で営業キャッシュフロー2800億円以上」を目標とし、テーマパーク価値の最大化を図る大規模投資の決定、入園者数の増加、単価の向上などにより、最終年度の営業利益1000億円レベルを業績イメージとしている。
前期業績は、売上高が前々期比19.7%増の4735億7200万円、営業利益は同40.5%増の1144億9100万円、純利益は同37.1%増の705億7100万円となり、大幅増益で着地した。(編集担当:片岡利文)
オリエンタルランド(OLC)が急反落。朝方は小幅高となる場面もあったものの、すぐに売り圧力が強まり、午前9時34分には355円安(2.2%安)の1万5435円まで売られている。
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2014-04-30 10:00