中国聯通の22年12月期通期決算は増収増益、最終利益は約16%増の168億元に

 中国の大手通信事業者、中国聯合網絡通信通<チャイナ・ユニコム>(00762/香港)が3月8日に2022年12月期通期の決算報告を発表した。前期比で増収増益となった。  22年12月期の売上高は3549億4400万人民元で、前期の3278億5400万元から8.26%増となり、この9年で最高の伸び率となった。このうちサービス事業売上は3193億4800万元で、前期比7.83%増だった。  また、最終利益は168億3700万元で前期の145億700万元から16.06%増えた。1株あたり当期純利益(EPS)は前期から0.08元増えて0.55元となった。  同社は当期の経営について「従来のプロバイダーからデジタル技術のリーディングカンパニーへの転換加速」を掲げ、IoTやインダストリアル・インターネットの大々的な発展、5Gやクラウドコンピューティング、ビッグデータ、AI、ブロックチェーンなどの新世代技術と実体経済との融合、デジタル政府、デジタル社会、デジタル経済の能力強化に取り組んだとしている。  インダストリアル・インターネット事業では売上高が前期比29%増加して初めて700億元を突破したほか、クラウドコンピューティングサービス「聯通雲」事業も売上高361億元で前期比2.21倍と大きく成長した。このほか、IoT事業も前期比42%増の86億元と着実に業績を伸ばした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の大手通信事業者、中国聯合網絡通信通<チャイナ・ユニコム>(00762/香港)が3月8日に2022年12月期通期の決算報告を発表した。前期比で増収増益となった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-03-08 23:30