【深センIPO】電池管理システム製品の杭州華塑科技、初値は公開価格を36.28%上回る77元

 電池管理システム製品を手掛けるの杭州華塑科技(301157/深セン)が3月9日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格56.50元に対し、初値は36.28%高い77.00元だった。終値は同50.04%高の84.77元だった。  同社は2005年設立の民営企業で、20年に株式会社した。バックアップ用バッテリー、動力用鉛蓄電池、エネルギー貯蔵用リチウム電池など各種BMS(バッテリーマネジメントシステム)の研究開発、生産、販売および関連技術サービスの提供を主業務としている。製品はデータセンター、通信、軌道交通、金融、電力、石油・石油化学、航空、半導体、エネルギー貯蔵などの分野に広く用いられ、アリババ、騰訊、百度、バイトダンス、中国移動、中国聯通、中国電信、国家電網、中国銀行、中国石油、中国石化など中国国内の大手企業のほか、世界40あまりの国・地域に製品とサービスが提供されている。中国コンピューターユーザー協会のデータによれば、同社のデータセンター用バッテリー向けBMSの中国市場シェアは1位となっている。  22年12月期の売上高は2億4801万元(前期比4.80%増)、純利益は5700万元(同3.28%増)。23年1〜3月期の業績予測は売上高が4000万〜5000万元(前年同期比22.04〜52.55%増)、純利益は390万〜480万元(同6.48%減〜15.10%増)。  新規上場に伴い調達予定の5億1864万元(約102億円)は、約42%の2億1743万元をバッテリーセキュリティ制御製品の開発・実用化プロジェクトに、約17%の8781万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約12%の6339万元を販売サービス網改良プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
電池管理システム製品を手掛けるの杭州華塑科技(301157/深セン)が3月9日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格56.50元に対し、初値は36.28%高い77.00元だった。終値は同50.04%高の84.77元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-03-09 16:30