【深センIPO】永久磁石材料メーカーの浙江中科磁業、初値は公開価格と同値の41.2元

永久磁石材料メーカーの浙江中科磁業(301141/深セン)が4月3日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格41.20元に対し、初値は同値の41.20元だった。終値は同5.83%増の43.60元だった。
同社は2010年設立の民営企業で、18年に株式会社化した。永久磁石材料の研究開発、生産、販売を主業務としており、中国国内の主要永久磁石材料メーカーの一つとなっている。製品はコンシューマーエレクトロニクス、音響設備、省エネ家電、工業設備、自動車工業、風力発電、スマート製造、電動工具などさまざまな分野に用いられている。
21年における焼結ネオジム磁石材料の市場シェアは0.94%となっており、このうちコンシューマーエレクトロニクス製品市場のシェアが2.50%と高くなっている。また、フェライトの市場シェアは1.95%だ。
22年12月期の売上高は6億1925万元(前期比13.54%増)、純利益は8938万元(同4.97%増)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億〜1億2500万元、純利益は1300万〜1800万元。
新規上場に伴い調達予定の3億6557万元(約71億円)は約67%の億4511万元を年産6000トン高性能磁気タイル・年産1000トン高性能ネオジム磁石鋼技術改良プロジェクトに、約11%の4046万元を研究開発技術センター建設・改造プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
永久磁石材料メーカーの浙江中科磁業(301141/深セン)が4月3日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格41.20元に対し、初値は同値の41.20元だった。終値は同5.83%増の43.60元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-04-03 22:15