【上海IPO】AIソリューションの深セン雲天励飛技術、初値は公開価格の2.76倍の121元

都市運営などのAIソリューションプランを提供する深セン雲天励飛技術(688343/上海)が4月4日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格43.92元に対し、初値は2.76倍の121.00元だった。終値は同2.37倍の104.11元だった。
同社は2014年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。AI(人工知能)アルゴリズムソフトウェア、AI半導体チップなどハードウェアの生産、販売を主業務としており、主にデジタル都市運営管理分野、および居住生活スマート化分野向けにリューションプランの提供を行っている。中国のAIソリューションプラン市場シェアは1%程度。
22年12月期の売上高は5億4580万元(前期比3.52%減)、純損益は4億3590万元の赤字(同11.83%の赤字増)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が5100万〜5700万元(前年同期比0.30〜12.10%増)、純損益は1億3030万〜1億4086万元の赤字(同3.38〜10.63%の赤字減)。
新規上場に伴い調達予定の30億元(約580億円)は、約27%の8億元を都市AIコアコンピューティング・スマートアプリケーション研究開発プロジェクトに、10%の3億元をシーン向け次世代AI技術研究開発プロジェクトに、約17%の5億元をニューラルネットワークプロセッサに基づくビジュアルコンピューティングAIチッププロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
都市運営などのAIソリューションプランを提供する深セン雲天励飛技術(688343/上海)が4月4日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格43.92元に対し、初値は2.76倍の121.00元だった。終値は同2.37倍の104.11元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-04-04 19:30