エステーが後場急伸、前期業績を大幅上積み

　エステー <4951> が３０日後場に１９円高の１０００円まで上昇。３月２５日に付けた年初来高値１０２０円に接近した。 　同社は３０日の午後１時３０分に、前３月期決算と今期の業績予想を発表。前期業績は売上高が４６９億９２００万円（前々期比０．１４％増）、営業利益は２１億３１００万円（同１８．４％増）、純利益は１２億３３００万円（前々期の２．２倍）で着地した。 　従来予想と比較し、営業利益は８億円強の上積みで営業増益に転換。純利益は１４億円超の大幅増額となった点が買い材料視されている。 　消費増税前の駆け込み需要が寄与したと見られるほか、経費の削減、関連会社の持ち分法投資損失の減少、株式売却益の計上なども要因となった。 　今期の売上高は前期比２．１％増の４８０億円、営業利益は同１０．８％減の１９億円、純利益は同３１．１％減の８億５０００万円を予想している。（編集担当：片岡利文）