【上海IPO】ディスプレイ駆動チップ向け実装・テストの合肥キ中科技が7日に公募開始、2億株発行予定

 上海証券取引所の科創板への上場を目指す合肥キ(斤+頁)中科技(688352/上海)が4月7日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2億株を発行予定で、公募価格は12.1元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は2018年設立で、21年に株式会社化した。IC(集積回路)のハイエンド・先進実装テストサービスを主業務としており、駆動用半導体チップ、電源管理用半導体チップ、RFフロントエンド半導体チップなどさまざまな半導体製品に対応している。特にバンプ加工とフリップチップなどの先進実装技術で豊富な経験を持ち、業界をリードする地位にある。また、中国国内では最も早い時期に8インチ、12インチディスプレイ駆動用半導体チップの後工程ターンキーサービス企業を手掛けた企業の一つである。  22年1〜6月位における売上構成は、ディスプレイ駆動用半導体チップの実装・テストが90.40%、ディスプレイ以外の半導体チップの実装・テストが9.60%。19〜21年におけるディスプレイ駆動半導体チップ実装・テスト事業の中国市場シェアは売上高ベースで21%前後、出荷量ベースで19%前後となっており、いずれも1位。また、世界市場でも売上高ベースが7%前後、出荷量ベースで6%前後のシェアを確保し、業界第3位となっている。中国内外に優良な顧客を持っており、20年の中国ディスプレイ駆動半導体チップ設計企業上位10社のうち9社が同社の顧客だ。  22年12月期の売上高は13億1706万元(前期比0.25%減)、純利益は3億317万元(同0.49%減)。23年1〜3月期の売上高は2億5000万〜2億7500万元(前年同期比21.79〜28.90%減)、純利益は900万〜1400万元(同81.89〜88.36%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所の科創板への上場を目指す合肥キ(斤+頁)中科技(688352/上海)が4月7日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2億株を発行予定で、公募価格は12.1元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-04-06 17:30