【深センIPO】通信・自動車向けダイカスト部品メーカーの重慶美利信科技が12日に公募開始、5300万株発行予定

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、重慶美利信科技(301307/深セン)が4月12日、新規上場(IPO)に向けた公募を開始する。5300万株を発行予定で、公募価格は32.34元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は2001年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。通信分野、自動車分野のアルミ合金精密ダイカスト部品の研究開発、生産、販売を主業務とする。通信分野では4G、5G基地局や遮蔽カバーなどの構造部品を、自動車分野ではエンジン、伝動、ステアリング、車体の各システムおよび新エネルギー車両の電気駆動システム、車体システム、電子制御システムのアルミ合金ダイキャスト部品を扱っている。これまでにエリクソン、ファーウェイ、テスラ、BYD、ボルボ、東風汽車、フォード、ZF、アイシン精機など著名通信機器、自動車・自動車部品メーカーに製品を提供してきた。  22年1〜6月期の売上構成は、通信分野向けが57.73%、自動車分野向けが42.27%で、通信分野では5G基地局構造部品が大半を占める。また、自動車分野向けでは新エネ車部品が23.40%で、20年の11.11%、21年の15.28%から大きく増加している。中国国内に約6000社あるダイカスト部品メーカーの中でも上位の業務規模を持ち、成長著しい通信機器と自動車分野に特化して業務を展開するなとの強みを持つ。  22年12月期の売上高は31億7004万元(前期比38.97%増)、純利益は2億2430万元(同2.25倍)。23年1〜3月期の売上高は8億1219万〜8億5219万元(前期比24.95〜31.10%増)、純利益は3861万〜4861万元(同5.51〜32.83%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、重慶美利信科技(301307/深セン)が4月12日、新規上場(IPO)に向けた公募を開始する。5300万株を発行予定で、公募価格は32.34元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-04-11 18:00