セミトレーラー大手の中集車両、２３年１〜３月期は北米事業好調で前年同期比４倍程度の大幅増益に

　セミトレーラーの世界最大手、中集車両（０１８３９／香港）が４月１２日、２０２３年１２月期第１四半期（１〜３月期）の業績予告を発表し、前年同時期の４倍程度まで純利益が増える見通しであることを明らかにした。 　業績予告によると、２３年１〜３月期の会社株主に帰属する純利益は４億２２０１万〜５億１５７９万人民元で、１億２４４６万元だった前年同時期の３．３９〜４．１４倍になる見通し。非経常損益を差し引いた純利益も４億１７５６万〜５億１１３４万元で前年同時期の４．０３〜４．９３倍となる。 　大幅な増益となる要因について同社は、北米地域の経済刺激策による市場の活発化で複合輸送事業が急速に伸び、北米事業の利益が増加したことを挙げた。また、中国国内市場や北米以外の海外市場についても良好な収益性を保ったとしている。 　２２年１２月期の売上高は２３６億２０６１万元（前期比１４．５７％減）、会社株主に帰属する純利益は１１億１７９５万元（同２４．１１％増）、非経常損益を差し引いた純利益は９億１５５０万元（同４３．９９％増）だった。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）