日経平均終値は15円高、ノンバンク株に売りが集中

 30日の日経平均株価終値は、15円88銭高の1万4304円11銭と小幅に反発して終えた。  前日のNYダウが86ドル高となり過去最高値に迫ったことや、やや円安が進行していることもあり、寄り付きの日経平均は105円高と反発。ただし、一部でゴールデンウイーク入りしていることもあり、売り買いともに積極性を欠き、前場は1万4300円台でのもみ合いに終始した。  一方、日銀の金融政策決定会合の結果が後場に発表され、現状の金融政策維持が明らかになると、一時は28日の終値を割り込む場面もあった。  個別では、前引け後に発表した増配計画が好感されたアルプス電気 <6770> 、自社株買いが材料視されたエンプラス <6961> が急騰。今12月期1Q営業利益が大幅拡大したガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> 、7年ぶりの最高益更新を見通した三菱電機 <6503> なども大きく買われた。  米捜査機関向けにデジタル鑑識ソフトを開発したUBIC <2158> や、太陽光発電や医療機器など新規事業への参入を発表したウインテスト <6721> はストップ高を付けた。  一方、今3月期の減益予想を打ち出したオリエンタルランド(OLC) <4661> が大きく売られたほか、今期は2ケタ減益を予想した新明和工業 <7224> が軟調に推移。貸金業の金利規制撤廃に財務相が消極的な姿勢を示したことで、アイフル <8515> やアコム <8572> などノンバンク株も大幅安となっている。  業種別では、陸運、空運、医薬品、食料品、小売株などが堅調に推移。証券やノンバンク、タイヤ、サービス、海運株などが弱含んでいる。(編集担当:片岡利文)
30日の日経平均株価終値は、15円88銭高の1万4304円11銭と小幅に反発して終えた。
japan,economic
2014-04-30 15:15