申万宏源集団の２３年１〜３月期は増収増益、純利益は約９０％増の２０億元に

　中国の証券大手、申万宏源集団（０６８０６／香港）が４月１４日、２０２３年１２月期第１四半期（１〜３月期）の業績速報を発表し、前年同期比で増収増益となったことを明らかにした。 　業績速報によると、２２年１〜３月期の売上高は５７億６５１１万人民元で前年同時期の４８億３０２５万元から１９．３５％増加した。会社株主に帰属する純利益は２０億１０９９万元で、前年同時期の１０億７０９９万元から８７．７７％増となり、非経常損益を差し引いた純利益も１９億７９４６万元で前年同時期の１０億１５６１万元から９４．９０％増えた。 　増収増益となった背景について同社は、中国国内のマクロ経済が回復を続け、一連の安定成長政策が打ち出される中で経営戦略の最適化を続け、資産配置の調整、金融リスクの予防に取り組みつつ好機を生かして業績の顕著な状況を実現したと説明している。 　２２年１２月期の売上高は２０６億９６４万元（前期比３９．９３％減）、会社株主に帰属する純利益は２７億８９０６万元（同７０．３２％減）だった。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）