中国聯通の２３年１〜３月期は売上高９７２億元、約１０％の増益に

　中国の通信大手、中国聯通＜チャイナ・ユニコム＞（００７６２／香港、６０００５０／上海）が４月１８日、２０２３年１〜３月期（第１四半期）の業績を発表し、前年同期比で１０％程度の増収増益になったことを明らかにした。 　２３年１〜３月期の売上高は９７２億２２００万元で、前年同時期の８９０億２２００万元から９．２１％増加した。このうちサービスによる売上高は８６１億１５００万元（前年同期比６．０６％増）だった。また、新たな事業の柱と位置づけているインダストリアル・インターネット事業の売上高が２２３億８９００万元で、サービス収入全体に占める割合が同２．１ポイント増の２６．０％となった。 　２３年３月３１日現在の５Ｇ回線契約者数は２億２４００万件で、モバイルサービス収入は４３８億２３００万元（同４．４％増）だった。また、固定ブロードバンド収入は１１８億５６００万元（同３．１％増）となっている。インダストリアル・インターネットおよびＩｏＴ接続端末数は４億１６００万件に達した。 　このほか、クラウドサービス「聯通雲」の売上高は同４０％増の１２７億９０００万元、ビッグデータ事業の売上高は同５４．２％増の１４億９８００万元とそれぞれ大きく業績を伸ばした。 　当期の純利益は５１億９８００万元で、前年同時期の４６億５３００万元から１１．７１％増加。会社株主に帰属する純利益は５１億５５００万元で、前年同時期の４６億３４００万元から１１．２４％増となり、１〜３月期では上場以降の最高益を更新した。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）