日経平均は小反発、全般は方向感に乏しい展開=長島和弘

■今日の動きから  4月30日の東京株式市場、日経平均株価は15円88銭高の1万4304円11銭と小反発しました。米国株続伸を好感し、132円超上昇する場面も見られましたが、業績見通しを見極めようと上値追いに慎重な動きとなりました。日経225採用で値上り銘柄数は109、値下り銘柄数は101、変わらずは15。東証1部上場値上り753銘柄、値下り919銘柄、変わらず136。全33業種中18業種が値上がり。TOPIXも反発。マザーズは続落。東証REITは3営業日ぶりに反発となりました。  日経平均採用銘柄では、日経寄与度の高いファーストリテ <9984> が連日安値。主力の日立 <6501> が反落するなどしました。  大林組 <1802> や清水建 <1803> 、若築建 <1888> 、日本電 <1950> が年初来の高値を更新と建設株の一角を物色する動きは継続したほか、牧野フ <6135> が後場急伸するなど、好業績予想の機械株を個別物色する動きも見られました。  全般は方向感に乏しいが、好業績予想の銘柄を物色する流れは続こう。(執筆者:長島和弘)
日経平均採用銘柄では、日経寄与度の高いファーストリテが連日安値。主力の日立が反落するなどしました。
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2014-04-30 15:30