通信塔運営の中国鉄塔、23年1〜3月期はスマート・エネルギー事業好調で増収増益に

中国の通信塔運営企業、中国鉄塔<チャイナ・タワー>(00788/香港)が4月19日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績を発表し、前年同期比で増収増益となったことを明らかにした。
23年1〜3月期の売上高は231億9900万人民元で、前年同時期の226億3300万元から2.50%増加した。事業別では、通信塔運営事業が188億3200万元(前年同期比3.02%減)、分散型アンテナシステム(DAS)運営事業が17億100万元(同27.13%増)、スマートタワー事業が16億3200万元(同37.61%増)、予備バッテリー提供や緊急発電サービスなどのエネルギー事業が9億4900万元(同47.82%増)だった。
同社はデジタル経済や5G通信網の急速な普及の中で従来の通信塔運営サービスに加えて社会のスマート化、デジタル化の支援へと事業の幅を拡大し、新たな成長の柱に据えようとしている。当期は主力の通信塔運営で若干前年同時期の業績を下回ったものの、スマートタワー事業とエネルギー事業の「両翼」が大きく成長して2事業の売上高が全体に占める割合が前年同時期の8.1%から11.1%に高まり、経営モデルの転換が安定的に進んでいることが示された。
当期の会社株主に帰属する純利益は25億600万元で、前年同時期の21億8000万元から14.95%増加した。
22年12月期の売上高は921億7000万元(前期比6.45%増)、純利益は87億8700万元(同19.89%増)、1株あたり純利益(EPS)は0.0503元(同0.084元増)だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の通信塔運営企業、中国鉄塔<チャイナ・タワー>(00788/香港)が4月19日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績を発表し、前年同期比で増収増益となったことを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-04-19 22:30