麗珠医薬の２３年１〜３月期は、化学製剤の売上が大幅減の一方で中薬販売が大きく増加

　中国の総合医薬品メーカー、麗珠医薬（０１５１３／香港）が４月２０日、２０２３年１〜３月期（第１四半期）の業績を発表した。売上高が前年同時期より若干減少する一方で、純利益は微増となった。 　２３年１〜３月期の売上高は３４億１３０５万元で、前年同時期の３４億７９０２万元から１．９０％減少した。特に化学製剤製品の売上高は１６億２３９１万元で前年同期比２０．９５％減と大きく減少し、このうち消化器系製品が同２５．２３％減の７億９２５１万元、ホルモン促進系製品は同２１．６０％減の２１．６０％減となった。 　一方で、原料薬や中間体の売上高は同１０．６４％増の９億９５７４万元、中薬製剤は同２．０４倍の５億５３１６万元、バイオ製品は同１２．２２％増の６２２７万元と好調だった。 　当期の上場会社株主に帰属する純利益は５億８１９０万元で、前年同時期の５億５３２９万元から５．１７％増となった。非経常損益を差し引いた純利益は５億６９９４万元で、前年同期比１．５９％増となっている。 　なお、２２年１２月期の売上高は１２６億２９５７万元（前期比４．６９％増）、会社株主に帰属する純利益は１９億９３９万元（同７．５３％増）、非経常利益を差し引いた純利益は１８億８０４５万元（同１５．５７％増）だった。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）