江西金力永磁科技の23年1〜3月期は増収増益、自動車向け販売が前年同期比約80%増に

 中国のレアアース永久磁石材料大手、江西金力永磁科技(06680/香港、300748/深セン)が4月26日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績報告を発表した。売上高、純利益ともに前年同期比で9%前後の増加となった。  23年1〜3月期の売上高は16億5058万人民元で、前年同時期の15億871万元から9.40%増加した。上場会社株主に帰属する純利益は1億7820万元で、前年同時期の1億6382万元から8.77%増となった一方で、非経常損益を差し引いた純利益は12億3509万元で前年同時期から19.00%の減少となった。  当期の業績について同社は、レアアース原材料の価格が大きく変動するなどネガティブな状況の中で大規模な生産能力と優れた研究開発力、スピーディーな納品能力を生かして安定的な成長を実現したと説明している。  また、保磁力を高める粒界浸透技術で生産した高性能レアアース永久磁石材料製品が2719トンで前年同期比47.39%増と大きく増加したほか、新エネルギー自動車および自動車部品向け製品の売上高が同78.56%増の8億400万元となり、当期の売上高の約半分を占めるまでに成長。新エネ車約83万9000台分に相当する駆動モーター用永久磁石を販売した。  さらに、省エネ型インバーターエアコン向け製品の売上高が3億5500万元、風力発電向けが1億3800万元となったほか、ロボットおよび工業用サーボモーター向け製品の売上高が5836万元で前年同時期から34%増と好調だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国のレアアース永久磁石材料大手、江西金力永磁科技(06680/香港、300748/深セン)が4月26日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績報告を発表した。売上高、純利益ともに前年同期比で9%前後の増加となった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-04-27 00:30