【香港IPO】医療従事者向けプラットフォームの梅斯健康HD、初値は公開価格を2.75%下回る8.85香港ドル

 医者や医薬品メーカー向けの各種プラットフォームを提供する梅斯健康HD(02415/香港)が4月27日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格9.10香港ドルに対し、初値は2.75%安い8.85ドルだった。終値は同1.10%高の9.20ドルだった。  同社は2012年に上海梅斯医学として設立し、21年に持株会社化した。中国での医薬事業プラットフォームサービスを主業務としており、主に医薬品企業向けのマーケティングソリューションプラン、最新の医学情報提供や臨床研究補助といった医師向けのソリューションプラン、リアルワールド研究(RWS)ソリューションプランを提供している。  22年12月31日現在でプラットフォームに約290万人の医師が登録しており、月間アクティブユーザー医師数は約270万人となっている。22年には4300人の医師に対して臨床研究補助サービスを提供した実績を持つ。また、RWSソリューション事業では22年に製薬・医療機器会社86社にサービスを提供、約150件のプロジェクトに貢献した。  22年12月期の売上高は3億4895万人民元(前期比17.20%増)、純損益は9988万元の赤字(同33.87%の赤字増)。  新規上場に伴い調達予定の5億6610万香港ドル(約97億円)は、約45%を医師向けプラットフォームソリューションプランのコンテンツおよびサービス拡充や医師の新規登録促進、医薬品企業向けのRWSソリューションプラン・マーケティングソリューションプランの拡充に、約35%を技術力・データ能力の開発に、約15%を戦略的な投資、買収などに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
医者や医薬品メーカー向けの各種プラットフォームを提供する梅斯健康HD(02415/香港)が4月27日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格9.10香港ドルに対し、初値は2.75%安い8.85ドルだった。終値は同1.10%高の9.20ドルだった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-04-27 18:15