【深センIPO】仮想商品ソリューションの蜂助手が5日に公募開始、4240万株発行予定

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、蜂助手(301382/深セン)が5月5日、新規上場(IPO)に向けた公募を開始する。4240万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。  同社は2012年に広州蜂幇手網絡科技として設立した民営企業で、15年に株式会社化した。インターネットにおけるデジタル化仮想商品の総合プロバイダーで、主にモバイルネットワーク関連の顧客に対してバーチャル商品の総合運営サービスを、IoT関連顧客に対してトラフィックやハードウェア、シーン、クラウド端末技術などの各種ソリューションプランを提供する。バーチャル商品には動画サービス会員権、EC、生活クーポン、観光、自動車オーナーサービス、音楽コンテンツ会員、SNS会員など数十の分野、業界に関連する数百種類の商品を含まれる。  これまでに中国移動、中国電信、中国聯通の中国電気通信3大キャリアと直接の提携関係を結んでいるほか、愛奇芸、優酷などのインターネット動画配信サービスや中国建設銀行、中国銀行、OPPO、VIVOなどの大手企業向けにソリューションプランを提供してきた。同社は幅広い分野の大手企業と数多く業務提携関係を築いていること、高いインターネット技術開発力、充実した質の高いアフターサービス体制などを強みとする一方で、専門人材の不足、経営規模の小ささがボトルネックとなってきた。  22年12月期の売上高は8億7854万元(前期比22.89%増)、純利益は1億2505万元(同18.68%増)。23年1〜3月期の売上高は1億8851万〜2億3040万元(前年同期比11.98〜36.87%増)、純利益は2580万〜3153万元(同3.89〜26.98%増)。  なお、公募価格が同業種上場企業の平均的な株価収益率(PER)を上回る水準に設定された場合、投資リスクに関する公告を発表して公募開始を3週間延期する可能性がある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、蜂助手(301382/深セン)が5月5日、新規上場(IPO)に向けた公募を開始する。4240万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,ipo,301382,sz
2023-05-01 20:45