【上海IPO】自動車販売管理システムソフト開発の用友汽車信息科技、初値は公開価格を8.80%下回る31元

 自動車販売管理システムソフトなどの開発を手掛ける用友汽車信息科技(上海)(688479/上海)が5月11日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は33.99元に対し、初値は8.80%低い31.00元だった。終値は同14.12%安の29.19元だった。  同社は2003年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。自動車工場やディーラー、サービスステーション向けに自動車取次販売管理やアフターサービス分野のシステムソフトウェアおよびそのカスタマイズ、運営・メンテナンス、コンサルティングサービスなどの提供を主業務としている。また、自動車オーナー向けのオンラインサービスプラットフォームも手掛けている。中国の業界におけるリーディングカンパニーとして、100社近い自動車工場、1万5000カ所以上のディーラーに製品やサービスを提供しており、毎年約900万台の販売に同社のソフトウェアが関わっている。  2022年12月期の売上高は6億6155万元(前期比12.31%増)、純利益は1億778万元(同11.87%減)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億5800万〜1億7000万元(前年同期比10.17〜18.53%増)、純利益が3500万〜3850万元(同1.66〜11.82%増)。  新規上場に伴い調達予定の5億6310万元(約109億円)は、約64%の3億6160万元を自動車企業向け販売システム改良プロジェクトに、約23%の1億2836万元を自動車オーナー向けサービスプラットフォーム改良プロジェクトに、約13%の7314万元をデータ分析プラットフォーム構築プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
自動車販売管理システムソフトなどの開発を手掛ける用友汽車信息科技(上海)(688479/上海)が5月11日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は33.99元に対し、初値は8.80%低い31.00元だった。終値は同14.12%安の29.19元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-05-11 17:15