ヤマハ、前期配当を増額、今期は営業益11%増を計画
ヤマハ <7951> が30日引け後、今15年3月期の業績予想を開示している。
今期の売上高は前期比4.8%増の4300億円、営業利益は同11.6%増の290億円、純利益は同8.3%減の210億円を計画。商品別では電子楽器や通信機器などで増収を見込み、地域別では中国をはじめとする新興国や北米で増収を見通した。
また、同社の前3月期業績は、売上高が4103億400万円(前々期比11.8%増)、営業利益は259億9400万円(前々期の2.8倍)、純利益は228億9800万円(同5.6倍)となった。
為替の円安進行による増収効果があった。国内事業構造改革による費用9億円、昨年9月のインドネシア子会社でのストライキによる操業停止損5億円などが発生したものの、繰延税金資産を追加計上し、これに伴い、法人税調整額31億円が純利益に上積みされている。
なお、前期の配当金は従来予想の15円から19.5円に増額しており、年間配当は27円(前々期は10円)となった。今期の配当予想は、中間期・期末とも13.5円を計画、年間では前期と同水準の27円を予想している。
ヤマハの30日の終値は、18円安の1368円。(編集担当:片岡利文)
ヤマハが30日引け後、、今15年3月期の業績予想を開示している。
japan,company
2014-04-30 18:00