【深センIPO】内燃機関吸気システムメーカーの恒勃HDが6日に公募開始、2588万株発行予定

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、恒勃HD(301225/深セン)が6月6日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2588万株発行予定で、公募価格は35.66元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は2005年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。自動車、バイク、汎用機械に用いられる内燃機関の吸気システムよび部品の研究開発、製造、販売を主業務としている。工業・情報化部から「国家専精特新『小巨人』企業」の評価を、中国内燃機工業協会から「中国内燃機部品業界先鋒企業」の評価を受けており、広汽集団、吉利集団、奇瑞集団、BYD、長城汽車、東風日産、五羊ホンダ、重慶建設・ヤマハモーターサイクル(CJYM)などの著名メーカーを数多く顧客に持つ。  22年12月期の売上構成は、自動車吸気システム・部品が55.81%、バイク吸気システム・部品が38.68%、汎用機械吸気システム・部品が5.51%となっている。また、中国国内向けが98%以上を占め、華東地域が約40%、華南地域が約35%と多い。中国国内の乗用車向けエアフィルター市場シェアは20年が7.97%、21年が8.16%、22年が10.24%、バイク向けエアフィルター市場シェアは20年が31.02%、21年は34.54%、22年は39.81%と着実にシェアを伸ばしている。  22年12月期の売上高は7億1304万元(前期比15.46%増)、純利益は1億387万元(同8.91%増)。23年1〜3月期の売上高は1億7457万元(前年同期比8.87%増)、純利益は2853万元(同0.69%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、恒勃HD(301225/深セン)が6月6日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2588万株発行予定で、公募価格は35.66元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-05 19:45