基礎工事会社の凌鋭HD、23年3月期は工期遅延などにより赤字転落の見通し

香港の基礎工事会社、凌鋭HD(00784/香港)が6月8日、2023年3月期通期の業績予告を発表し、赤字に転落する見通しを示した。
業績予告によると、23年3月期通期の純損益は3000万香港ドル以上の赤字となり、224万ドルの黒字だった前期から赤字に転落する。赤字転落の要因について同社は、香港での3つの基礎工事を挙げており、工事の複雑性が増したことにより工期に遅れが発生し、コストが増加するとともに、規格を満たすために必要な別途作業の費用も発生したとしている。
同社は07年の設立で、17年12月に香港証券取引所メインボードに上場した。香港で掘削や杭の打ち込み、整地といった基礎工事を手掛けている。
22年3月期通期の売上高は3億4428ドル(前期比42.86%増)、純利益は224万ドル(前期は55万ドルの赤字)。22年4〜9月期の売上高は1億2671万ドル(前年同期比22.59%減)、純利益は101万ドル(同31.93%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
香港の基礎工事会社、凌鋭HD(00784/香港)が6月8日、2023年3月期通期の業績予告を発表し、赤字に転落する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-11 19:45