東風汽車集団、２３年５月の販売は前年同月を約１２％上回る１６万９２４７台

　中国の自動車大手、東風汽車集団（００４８９／香港）が６月８日、２３年５月の販売台数を発表した。単月では前年同月を約１２％上回ったが、１〜５月の累計では前年同期比２２．８４％減となった。 　２３年５月の販売台数は１６万９２４７台で、前年同月の１５万１２１６台から１１．９２％増加した。このうち新エネルギー車は２万５４６８台で、前年同月比２２．３９％増となった。 　ブランド別では東風日産（東風インフィニティを含む）が５万７３５８台（同２．３７％減）、鄭州日産が４４７２台（同３．０９％増）、東風本田が４万７２０８台（同３１．０１％増）、ＰＳＡ・プジョーシトロエンとの合弁ブランド神竜汽車は８００４台（同２．４７％減）、東風乗用車が１万１３３台（同８．１２％減）、東風汽車・ルノー・日産の合弁ＥＶブランド東風易捷特は１万１１２２台（同５５．６４％増）となっている。東風易捷特の好調ぶりが引き続き目立つとともに、東風本田が大きく売上を伸ばした。 　また、１〜５月期の販売台数は、全体が７６万６３６５台（前年同期比２２．８４％減）、東風日産が２６万５６８１台（同２９．２８％減）、定数日産が２万９８６台（同１３．３３％減）、東風本田が１８万４６４５台（同２９．４０％減）、神竜汽車が３万６５６０台（同２３．５８％減）、東風乗用車が４万２７１６台（同３５．７８％減）、東風易捷特が４万２７３２台（同４７．８８％増）となっており、１〜３月期の不振がなおも大きく響く結果となった。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）