【深センIPO】農薬メーカーの広東広康生化科技が13日に公募開始、1850万株発行予定

深セン証券取引所の創業板への新規上場を目指す、広東広康生化科技(300804/深セン)が6月13日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1850万株発行予定で、公募価格は42.45元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2003年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。農薬の原料薬、中間体、製剤の研究開発、製造、販売を主業務としている。主な製品は、ビフェナゼート、ベータシペルメトリンなどの殺虫剤、チフルザミド、キャプタン、フォルペット、エトリジアゾール、カルボキシンなどの殺菌剤、フェンメディファム、デスメディファム、エトフメセートなどの除草剤。広東省内において大規模な農薬生産企業の1つとなっており、米国、EU、インド、ブラジル、イスラエル、日本などの海外市場向けにも販売を行っている。
22年12月期における売上構成は、原料薬が91.16%、製剤が8.68%、中間体が0.16%となっている。中国国内向けの販売が60.25%(このうち半数以上が華東地域)で、海外向けが39.75%。海外ではインドが18.27%、イスラエルが8.44%と多くなっている。ビフェナゼートは中国国内の生産能力第1位、ベータシペルメトリンは第3位、チフルザミドは生産能力・生産量ともに第1位となっている。また、中国最大のキャプタン原料薬メーカーであるなど、手掛けている各種薬品の市場において高い競争力を持っている。
22年12月期の売上高は6億5990万元(前期比1.34%増)、純利益は9617万元(同5.68%減)。23年1〜3月期の売上高は1億5165万元(前年同時期とほぼ同値)、純利益は2173万元(前年同期比14.97%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所の創業板への新規上場を目指す、広東広康生化科技(300804/深セン)が6月13日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1850万株発行予定で、公募価格は42.45元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-12 16:15