【深センIPO】健康器具メーカーの江蘇康力源体育科技、初値は公開価格を37.12%上回る55元

健康器具メーカーの江蘇康力源体育科技(301287/深セン)が6月14日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格40.11元に対し、初値は37.12%高い55.00元だった。終値は同25.55%高の50.36元だった。
同社は1998年設立の民営企業で、2020年に株式会社化した。健康器具の開発、製造、販売を主業務としており、総合トレーニング器具やフリーウエイトトレーニング器具などの無酸素運動器具、トレッドミルやクロストレーナーなどの有酸素運動器具、公園や団地に設置される屋外健康器具など1000種類を超える健康器具を手掛けている。ODMおよびOEM方式により、ウォルマート、アディダス、コストコなどの健康器具ブランドや大型小売企業と提携関係を持ち、欧米、オーストラリアを始めとする20以上の国と地域で同社の製品が販売されている。中国国内の健康器具業界におけるリーディングカンパニーの1つとされ、22年の世界における健康器具市場シェアは約0.73%。
22年12月期の売上高は6億662万元(前期比13.61%減)、純利益は8431万元(同7.37%増)。23年1〜3月期の売上高は1億6732万元(前年同期比9.53%減)、純利益は2108万元(同2.25%増)。
新規上場に伴い調達予定の6億2592万元(約122億円)は、約55%の3億4685万元をスマート健康器具製造プロジェクトに、約16%の1億310万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約8%の4996万元をデジタル化工場建設プロジェクトに、約20%の1億2600万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
健康器具メーカーの江蘇康力源体育科技(301287/深セン)が6月14日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格40.11元に対し、初値は37.12%高い55.00元だった。終値は同25.55%高の50.36元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-14 18:15