【北京IPO】都市ガス調圧設備メーカーの河北瑞星燃気設備が16日に公募開始、2868万株発行予定

 北京証券取引所への新規上場を目指す、河北瑞星燃気設備(836717/北京)が6月16日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2868万株を発行予定で、公募価格は5.07元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は2001年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。都市ガス輸送、配送システムにおける調圧設備の開発、設計、製造、販売を主業務としている。主な製品はガス調圧器、ガス調圧ボックス、スキッドマウント式ガス減圧装置、圧力容器、LNGガス供給装置、埋設式調圧ボックスなど。華潤ガス、中国ガス、新奥ガス、貴州ガス、山西ガス、崑崙ガスなど中国の大型ガスグループ企業と長期的かつ安定的な提携関係を構築しており、中国国内の大部分の省・直轄市・自治区で製品が普及している。また、中国都市ガス協会、中国都市ガス学会の理事団体などを務めているほか、多くの都市ガス関連国家規格、業界規格の制定に携わっており、業界に一定の影響力を持つ。    2022年12月期の売上構成は、調圧キャビネット製品が50.90%、調圧ボックス類が10.70%、調圧スキッド・ゲートステーションが10.31%、調圧器などが7.48%、部品その他が20.61%となっている。都市ガス調圧システムのシステマティックな設計能力を持つほか、技術開発能力の高さ、品質管理力の高さ、ERPシステムを導入した現代的な運営管理体制などを強みとする一方で、生産能力が不足していること、欧州を始めとする海外の主要な第三者認証が未取得なために輸出事業が展開できていないことなどがボトルネックとなっている。  22年12月期の売上高は2億3271万元(前期比3.09%減)、純利益は3760万元(同13.51%減)。23年1〜3月期の売上高は3193万元(同35.12%増)、純利益は262万元(同2.81倍)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
北京証券取引所への新規上場を目指す、河北瑞星燃気設備(836717/北京)が6月16日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2868万株を発行予定で、公募価格は5.07元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-15 18:15