【上海IPO】太陽光電池関連製品メーカーの常州時創能源が16日に公募開始、4000万株発行予定

上海証券取引所の科創板への上場を目指す、常州時創能源(688429/上海)が6月16日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。4000万株を発行予定で、公募価格は19.2元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2009年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。太陽光電池の湿式製造工程補助品、太陽光発電設備、太陽光電池の研究開発、製造、販売を主業務とする。太陽光電池の変換効率向上と発電コスト低減を目標として製品の差別化に向けた研究を進めている。LONGi、天合光能、JAソーラー、ジンコソーラー、阿特斯の太陽光電池ユニット世界上位5社、通威集団、Aikoソーラー、潤陽股フェン、ソーラースペース、潞安太陽能の太陽光電池世界上5社のメーカー全てと取引関係を持つ。
22年12月期の売上構成は、太陽光電池湿式製造工程補助品が12.00%、太陽光発電設備が12.92%、太陽光電池が74.00%となっている。20年12月期は湿式製造工程補助品が71.35%で、太陽光電池はわずか2.18%だったが、この2年で太陽光電池の売上高が954万元から17億4759万元まで急速に増加して売上比率が逆転した。湿式製造工程補助品分野では細分化市場で業界をリードする地位を確保しており、21年における太陽光電池のテクスチャリング工程補助品市場シェアは67.72%、研磨工程補助品市場シェアは31.59%、洗浄工程補助製品市場シェアは約100%となっている。
22年12月期の売上高は23億9480万元(前期比3.36倍)、純利益は2億9288万元(同3.23倍)。23年1〜3月期の売上高は4億7512万元(前年同期比18.06%増)、純利益は6421万元(同3.87倍)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所の科創板への上場を目指す、常州時創能源(688429/上海)が6月16日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。4000万株を発行予定で、公募価格は19.2元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-15 19:45