【深センIPO】内燃機関吸気システムメーカーの恒勃HD、初値は公開価格を12.17%上回る40元

 内燃機関吸気システムメーカーの恒勃HD(301225/深セン)が6月16日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格35.66元に対し、初値は12.17%高い40.00元だった。終値は同28.30%高の45.75元だった。  同社は2005年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。自動車、バイク、汎用機械に用いられる内燃機関の吸気システムよび部品の研究開発、製造、販売を主業務としている。広汽集団、吉利集団、奇瑞集団、BYD、長城汽車、東風日産、五羊ホンダ、重慶建設・ヤマハモーターサイクル(CJYM)などの著名メーカーを数多く顧客に持つ。22年の中国国内の乗用車向けエアフィルター市場シェアは10.24%、22年のバイク向けエアフィルター市場シェアは39.81%。  22年12月期の売上高は7億1304万元(前期比15.46%増)、純利益は1億387万元(同8.91%増)。23年1〜3月期の売上高は1億7457万元(前年同期比8.87%増)、純利益は2853万元(同0.69%増)。  新規上場に伴い調達予定の5億2815万元(約105億円)は、約29%の1億5174万元を年産150万セットの自動車吸気システム・年産100万セットの燃油蒸発汚染物制御システム生産拡大プロジェクトに、約14%の7278万元を重慶市の子会社における年産130万セットの自動車吸気システム生産拡大プロジェクトに、約10%の5362万元を研究開発センター改良・データセンター建設プロジェクトに、約47%の2億5000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
内燃機関吸気システムメーカーの恒勃HD(301225/深セン)が6月16日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格35.66元に対し、初値は12.17%高い40.00元だった。終値は同28.30%高の45.75元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-16 17:45