【深センIPO】送配電設備メーカーの広東明陽電気が19日に公募開始、7805万株発行予定

深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、広東明陽電気(301291/深セン)が6月19日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。7805万株を発行予定で、公募価格は38.13元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2015年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。新エネルギー、新型インフラなどにおける送配電・制御設備の研究開発、製造、販売を主業務としている。主な製品はボックス式変電所、配電スイッチ設備、変圧器などで、国家電網、南方電網、中国電建、中国能建、中国移動、中国聯通、陽光電源、明陽智能などの電力運営、電力EPC、通信、エネルギーソリューションなどの大手企業と長期的な提携関係を構築している。
22年12月期の売上構成は、ボックス式変電所が61.77%、配電スイッチ設備が20.99%、変圧器が13.93%となっている。中国国内業界をリードするエネルギー・大型建設プロジェクト向け電気設備供給業者の1つであるとともに、新エネルギー電気設備のリーディングカンパニーとなっている。これまでに7件の関連する国家規格の制定に参加してきた。従来型のエネルギー向けから新エネルギー向けへと市場をシフトしてさらなる成長を目指していること、業界内におけるブランド認知度の高さ、技術開発力の高さなどを強みとする一方で、急速に成長する市場ニーズを満たすための生産能力が不足しており、資金調達力も不十分であることがボトルネックとなってきた。
22年12月期の売上高は32億3588万元(前期比59.40%増)、純利益は2億6528万元(同64.38%増)。23年1〜3月期の売上高は7億681万元(前年同期比84.02%増)、純利益は4436万元(同3.30%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、広東明陽電気(301291/深セン)が6月19日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。7805万株を発行予定で、公募価格は38.13元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-16 19:15