ダンボール製造の錦勝集団、23年3月期通期は売上減などで赤字拡大の見通し

 広東省深セン市のダンボールメーカー、錦勝集団(00794/香港)が6月16日、2023年3月期通期の業績予告を発表し、赤字が拡大する見通しを示した。  業績予告によると、23年3月期通期の純損益(税引前)は、前期の3680万香港ドルの赤字から約22%赤字額が拡大して4500万ドル程度となる見通しだ。  赤字拡大の要因について同社は、製品の単価下落や22年10〜12月期までの厳しい新型コロナ感染対策などの影響で当期の売上高が約7億8859万ドルと、前期の11億7727万ドルから約33%減少する見通しであること、不動産投資の公正価値変動に伴う損失を約900万香港ドル(前期は1070万ドルの利益)計上したこと、さらに人民元の対香港ドルレート下落などを挙げている。  同社は1992年設立で、2009年に香港メインボードに上場した。ダンボールおよびダンボール包装製品の製造、販売を主業務としている。22年3月期通期の売上高は11億7727万ドル(前期比2.04%減)、税引前純損益は3683万ドルの赤字(前期は2865万ドルの黒字)。22年4〜9月期の売上高は4億7694万ドル(前年同期比24.30%減)、税引前純損益は593万ドルの赤字(同44.11%の赤字減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
広東省深セン市のダンボールメーカー、錦勝集団(00794/香港)が6月16日、2023年3月期通期の業績予告を発表し、赤字が拡大する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-17 20:15