【深センIPO】自動車運転感知システムの深セン市豪恩汽車電子装備が20日に公募開始、2300万株発行予定

深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、深セン市豪恩汽車電子装備(301488/深セン)が6月20日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2300万株を発行予定で、公募価格は39.78元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2010年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。自動車のインテリジェントドライブ感知システムの研究開発、設計、製造、販売を主業務としている。主な製品は車載撮影システム、車載ドライブレコーダーシステム、超音波レーダーシステムなど。日産、フォルクスワーゲン、PSA、吉利、フォード、スズキ、現代、BYD、小鵬汽車、理想汽車など国内外の著名自動車メーカーと提携関係を持つ。自動車用カメラの業界規格のほか、車載動画運転記録システム、自動車用超音波センサーアセンブリの国家規格制定を主導したほか、多くの国家規格、業界規格の制定に参加するなど、業界において一定の影響力を持っている。
22年12月期の売上構成は、車載カメラシステムが55.30%、車載ドライブレコーダーシステムが19.91%、超音波レーダーシステムが24.68%となっている。高い技術力、国内外の著名自動車メーカーを数多く顧客に持っていること、高規格な製品の品質、専門化された調達・製造・販売・設計管理体制、優秀な人材群などを強みとする一方で、生産能力がほぼ飽和状態にあり、特に車載ドライブレコーダーシステムの生産能力利用率は100%を超えているため生産体制の拡大が急務であること、製品のラインナップが少ないことなどがボトルネックとなっている。
22年12月期の売上高は10億7882万元(前期比10.01%増)、純利益は1億462万元(同8.20%増)。23年1〜3月期の売上高は2億4429万元(前年同期比4.23%増)、純利益は1519万元(同4.33%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、深セン市豪恩汽車電子装備(301488/深セン)が6月20日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2300万株を発行予定で、公募価格は39.78元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-19 22:45