高級婦人服メーカーの同得仕集団、23年3月期通期は売上増で黒字化の見通し

高級婦人服メーカーの同得仕集団(00518/香港)が6月20日、2023年3月期通期の業績予告を発表し、売上の大幅な増加によって黒字転換する見通しを示した。
業績予告によると、23年3月期の純損益は1700万香港ドル以上の黒字で、2610万ドルの赤字だった前期から黒字化する見通し。黒字化の要因について同社は、売上と売上総利益が前期に比べて大幅に増加する一方で、流通費用、一般管理費、融資コストが前期とほぼ同水準に抑えられたことを挙げている。
同社は1977年の設立で、88年に香港証券取引所に上場した。一貫して高級婦人服の製造、販売を手掛けており、ファッション市場で一定の地位を確保している。多くのファッションブランド向けにOEM製造を行うとともに、自己ブランド「betu」製品の販売も行っている。
22年3月期通期の売上高は5億8826万ドル(前期比27.78%増)、純損益は2669万ドルの赤字(前期は2億5529万ドルの黒字)。22年4〜9月期の売上高は4億1543万ドル(前年同期比78.72%増)、純利益は578万ドルの黒字(前年同時期は3233万ドルの赤字)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
高級婦人服メーカーの同得仕集団(00518/香港)が6月20日、2023年3月期通期の業績予告を発表し、売上の大幅な増加によって黒字転換する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-20 23:15