中草薬ヘアケア製品の覇王国際、23年1〜6月期は赤字の見込み

中国のヘアケア製品大手、覇王国際(01338/香港)が6月21日、2023年1〜6月期の中間業績予告を発表し、純損益が赤字となる見通しを示した。
公告によると、23年1〜5月の純損益が約70万人民元の黒字となり、前年同時期の約2400万元の赤字からわずかながら黒字化した。黒字化の要因について同社は、原材料価格の低下、アモチゼーションおよびリース費用の減少によって売上総利益が増加したこと、コスト管理の強化によって小売および卸売の費用、一般管理費用が減少したことなどを挙げている。
その上で、23年6月はECプラットフォームの宣伝費用などの小売・卸売費用が増加する見込みであり、1〜6月期の純損益が赤字になる可能性があるとした。
同社は2009年7月に香港メインボードに上場。「覇王」など複数のブランドを展開し、中草薬を原料とした育毛剤などのヘアケア製品、スキンケア製品を製造、販売している。22年12月期通期の売上高は24億6341万元(前期比9.96%減)、純損益は1943万元の赤字(前期比2.14倍の赤字増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国のヘアケア製品大手、覇王国際(01338/香港)が6月21日、2023年1〜6月期の中間業績予告を発表し、純損益が赤字となる見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-22 21:30