香港のＥＣ事業者、友和集団ＨＤの２３年３月期通期は増収で黒字化

　香港のＥＣ事業者、友和集団ＨＤ（０２３４７／香港）が６月２３日、２０２３年３月期通期の決算を発表した。前期に比べて約８％の増収となり、損益が黒字化した。 　２３年３月期通期の売上高は８億５５０７万香港ドルで、前期の７億９００５万ドルを８．２３％上回った。商品別の売上では家電製品が１億６０４９万ドル（前期比１４．５１％増）、主要電気製品が１億３９９８万ドル（同１６．５３％増）、美容・パーソナルケアが１億１５９８万ドル（同０．５３％増）、コンピューターが１億８３６７万ドル（同３３．２８％増）、デジタル娯楽が１億４６０万ドル（同１９．４２％減）などとなっている。 　商品の取引額は約９億２９２０万ドルで前期比６．３％増、２３年３月３１日現在の登録会員数は約９６万１０００人で同２４．０％増、当期の受注件数は約４７万７０００件で同３．０％増、注文１件あたりの客単価は約１９５０ドルで同３．３４％増と、いずれも前期の実績を上回った。 　当期の純利益は６３０万ドルで、２２万ドルの赤字だった前期から黒字化した。転換・償還可能優先株の公正価値変動による損失が前期より少なくなったこと、および２２年６月の香港メインボード上場のための費用計上が前期より減少したことなどが要因。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）