エンビプロHDは最安値から反発、2Q好決算を見直し下げ過ぎ訂正買いが再燃

  エンビプロ・ホールディングス <5698> (東2)は、2円高の546円と5営業日ぶりに反発して始まり、前日の4月30日につけた上場来安値544円から底上げしている。今6月期第2四半期(2Q)累計業績の好決算を見直して下げ過ぎ訂正買いが再燃しており、合わせて期末の一括配当10円の配当権利取りも意識されている。 ■2Q限界利益は25%増と伸び通期限界利益も8%増益を予想   同社の今6月期2Q累計業績は、売り上げ170億7100万円(前年同期比11%増)、営業利益3億2600万円(同2.4倍)、経常利益4億1800万円(同5.7倍)、純利益2億7100万円(同3%増)と大きく伸びた。鉄スクラップ価格が堅調で、期首の1トン=3万1000円から2Q期末に同3万8500円と上昇し、売り上げから変動費を差し引いて計算する限界利益が、古紙と廃プラを混ぜる固形燃料の製造強化や大型解体物件の受注、集荷営業の強化なども加わり24億5100万円(同25%増)と続伸して固定費の負担増をカバーし、持分法による投資利益も増加したことが寄与した。   6月通期業績は、昨年9月の新規株式公開(IPO)時の予想を据え置き、売り上げ397億3000万円(前期比4%増)、経常利益8億9200万円(同横ばい)、純利益5億9400万円(同31%減)と見込んでいる。純利益は、前期計上の不動産売却益が一巡するため減益転換するが、通期限界利益は、50億5100万円(同8%増)と増益をキープする。 ■PER5倍台、PBR0.5倍の修正でまず公開価格を奪回   株価は、IPO初日に初値を公開価格700円対比で48%高の1040円でつけ上場来高値1128円まで61%高する人気となり、年明け後も公開価格水準を固める動きを続けたが、全般相場が調整色を強めるなか、上場来安値まで調整した。PERは5倍台、PBRは0.4倍と下げ過ぎであり、まず最高値からの調整幅の3分の1戻し水準となる公開価格奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エンビプロ・ホールディングス<5698>(東2)は、2円高の546円と5営業日ぶりに反発して始まり、前日の4月30日につけた上場来安値544円から底上げしている。
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2014-05-01 09:45