鉱物開発の金川集団国際資源、23年1〜6月期は赤字転落の見通し

鉱物資源開発会社で金川集団傘下の金川集団国際資源(02362/香港)が6月23日、2023年1〜6月期の中間決算予告を発表し、赤字に転落する見通しを示した。
業績予告によると、23年1〜6月期の純損益は0〜2000万米ドルの赤字で、黒字だった前年同時期の約4910万ドルから赤字に転落する見込み。
赤字転落の要因について同社は、ロンドン金属取引所の23年1〜5月における銅の平均価格が前年同時期に比べて約11.4%、コバルトの平均価格が同57.4%下落したことで収益が減少したことを挙げた。また、コバルト価格の下落を受けてコンゴ民主共和国のルアシ鉱山で生産するコバルト製品の発売を遅延したことで売上が減少したとしている。
さらに、コバルト市場価格の下落に伴って棚卸資産の減損損失引当金を計上したこと、冶金に用いる化学製品や電力のコストも上昇したこと、コンゴ民主国の通貨フランが下落した為替差損なども業績悪化の要因となった。
22年12月期通期の売上高は8億8159万ドル(前期比5.97%増)、純利益は686万ドル(同95.77%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
鉱物資源開発会社で金川集団傘下の金川集団国際資源(02362/香港)が6月23日、2023年1〜6月期の中間決算予告を発表し、赤字に転落する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-24 14:00