【深センIPO】サーバーキャビネット製造の蘇州朗威電子機械が26日に公募開始、3410万株発行予定

深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、蘇州朗威電子機械(301202/深セン)が6月26日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3410万株を発行予定で、公募価格は25.82元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2010年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。サーバーキャビネット、ホット/コールドアイル、マイクロモジュール、Tブロックハウジングなどのデータセンターキャビネットおよび総合配線製品の研究開発、製造、販売、サービス提供を主業務とする。高いカスタマイズ力、急速納品能力、優れた技術、低コストといった強みにより、中興通訊(ZTE)、騰訊、科華数拠などの中国国内企業を安定的な提携関係を持つほか、米国、オーストラリア、ドイツに子会社を持ち、海外市場の開拓にも積極的に取り組んでいる。
22年12月期の売上構成は、総合配線製品が54.68%、データセンター向けキャビネットが39.13%、その他カスタマイズキャビネット製品が6.20%となっている。地域別では、国内向けが55.81%、国外向けが44.19%となっており、この3年は国外向けの比率が上昇し続けている。21年における中国国内データセンター向けキャビネット市場シェアは13.10%と、急速に成長するデータセンター市場およびそのキャビネット市場において10%以上のシェアを保つ。
22年12月期の売上高は8億9435万元(前期比12.75%減)、純利益は5780万元(同3.09%減)。23年1〜3月期の売上高は1億5590万元(前年同期比27.10%減)、純利益は800万元(同3.94%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、蘇州朗威電子機械(301202/深セン)が6月26日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3410万株を発行予定で、公募価格は25.82元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-25 21:00