【上海IPO】各種コネクター製造の四川華豊科技、初値は公開価格の2.27倍となる21元

光・電気コネクターを製造する四川華豊科技(688629/上海)が6月27日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格9.26元に対し、初値は2.27倍の21.00元だった。終値は同2.50倍の23.11元だった。
同社は1958年に設立した華豊無線電器材廠を前身として1994年に設立し、2020年に株式会社化した。光、電気コネクターおよびケーブルユニットの研究開発、製造、販売を主業務とする。また、新エネルギー車向けの高圧コネクタおよびワイヤーハーネス、充電ソケットコネクターなどを開発している。21年における中国の軌道交通向け機関車関連コネクター市場シェアは約28%となっている。
22年12月期の売上高は9億8398万元(前期比18.36%増)、純利益は9656万元(同31.82%増)。23年1〜3月期の売上高は1億7830万元(前年同期比20.11%増)、純利益は1114万元(前年同時期は434万元の赤字)。
新規上場に伴い調達予定の4億7578万元(約95億円)は、約59%の2億7941万元を四川省綿陽市産業化基地の拡張プロジェクトに、約20%の9636万元を研究開発イノベーションセンターの改良プロジェクトに、約21%の1億元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
光・電気コネクターを製造する四川華豊科技(688629/上海)が6月27日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格9.26元に対し、初値は2.27倍の21.00元だった。終値は同2.50倍の23.11元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-06-27 22:15